2021年03月07日

モルエラニの霧の中@岩波ホール

昨日中尾勘ニさんに会った時に、「坪川君の映画見た?」と聞かれ、観てないですと言ったら、その映画の話になり、観たくなって岩波ホールに観に行きました。
坪川拓史監督の「モルエラニの霧の中」という映画です。

坪川監督とは何度かお会いしたことがあり、初めて会った時に、映画監督とは知らずに話していたのですが、確か北海道の空き家が雪の重さで次々潰れていくというよう話をされていて、それが映像が浮かぶ様な語り口で、面白い不思議な話をする人だなぁと思った記憶があります。後に映画を撮る方だと知り得心しました。最後にお目にかかったのは10年ほど前でしょうか。

久しぶりの映画館で浮かれていたのか、半蔵門線に乗り換えた途端、いつもの癖で渋谷(シネマヴェーラ)に向かってしまい、いけねぇ!今日は神保町じゃねえかと乗り換え検索をしたところ到着が上映6分前。走るのは吝かではないが、駅から近い岩波とはいえ、微妙。もしかしたら、予告があるかもと思い映画館に電話すると「今日は監督が上京されているので、挨拶が10分程あります。」との事。上京ありがとう!と思いながら、岩波へ。

受付で財布を開けたら千円札1枚しか入ってない。ガガーンとなりながら、カードは…?と聞くとPayPayならというのでPayPay残高を確認すると2450円、おっしゃー!足りる足りる!PayPayありがとう!と本日二度目の感謝を胸に場内へ。

登壇された監督は記憶より、歳をとられていて、どっしりとされていて、ああ、ということは私も歳をとったんだなぁと感慨深い気持ちになりました。

モルエラニというのはアイヌ語で「小さな坂道をおりた所」で監督の故郷である室蘭の語源とも言われているそうです。
いろいろな人の思いや人生が室蘭という土地で交錯する映画。

映画は俳優さんと室蘭の人たちが一緒に出演されていて、ドキュメンタリーの様な所と、とても映画的な所が混ざり合ったような、現実がフィクションと重なるような、自分の中の記憶と映画が重なるような、夢の中にいるような、不思議な気持ちになりました。

若い頃は人や自分の愛した物や風景がなくなるという事がただただ悲しいというだけでしたが、年を重ねてくると、悲しさにかわりはないですが、いなくなってもいなくならない、という思いがどこかにあり、そういうことを思い起こさせる映画でした。

室蘭の風景がとっても良かった。水族館とか、丸い校舎とか。
美しい話ですが、「良い話」にしていない所がいいなと思いました。

港を見に行く夫婦の話、蒸気機関車の話、最後の桜の木の話が特に印象的。
小松政夫さんが素晴らしかった。泣けました。
蒸気機関車の中のシーンも好きでした。
ラストシーンがとても美しかった。

香川京子さんが、とってもとっても美しかった!春そのものといった存在で。香川京子さんがいなかったら、映画の印象がかなり違ったと思います。

神保町の岩波ホールで4月12日まで上映中です。
214分という長さですが、長くなければならない理由があるのだと思います。

ご興味ありましたら、ぜひ。



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2021年03月02日

映画「浅草木馬亭の浪曲師たち」浅草凱旋連続上映のご案内

少し前に、もう亡くなって20年近くなるでしょうか、チンドン屋での私の師匠、瀧廼家五朗八親方のチンドン録音が出てきたので聴きました。
聴いた瞬間に思わず知らず、涙がブワッと溢れました。
親方の太鼓や、その時の雰囲気や空気がいっぺんに蘇ってきて。失ったものの大きさに。忘れていたと思いました。
忘れない忘れたくないと思っていても、忘れてしまう。そのくらい現実は強い。

映像や写真や、録音などの記録は、そのものにはならないけれど、そういう記憶や思い出の蓋を開ける鍵みたいなものだなぁと思います。

3月11日から13日まで浅草木馬亭で、木馬亭浪曲定席50周年記念企画のひとつ「浅草木馬亭の浪曲師たち」という、ドキュメンタリー映画+浪曲ライブ+鼎談を組み合わせたイベントがございます。

ここ数年は川上アチカ監督が私の師匠・港家小柳のドキュメンタリーを撮影していたり、田島空監督が玉川奈々福姉さんや沢村豊子師匠を撮影されたりしていますが、このドキュメンタリーはそれより前の今はもういらっしゃらない浪曲師の師匠方のドキュメンタリー映像です。撮影されたのは伊勢哲監督です。 

私が浪曲界に入ってからまだほんの数年ですが、入った頃、定席に出られていた、藤田元春師匠、国本武春師匠、玉川桃太郎師匠、そして師匠、港家小柳の浪曲はもう聴くことは叶いません。
楽屋の人も雰囲気も変わりました。5年10年経てばまた違ってくると思います。

過去の浪曲映像と現在の浪曲師の実演が一度に観られるという浪曲のホームグラウンドである木馬亭に相応しい企画だと思います。沢山のご来場お待ちしております。

3月11日〜13日
【浪曲定席木馬亭50周年企画】
春一番!浅草凱旋連続上映
「浅草木馬亭の浪曲師たち」監督:伊勢哲
一本立て上映+鼎談+浪曲ライブ(日替わり)
入場料2500円 (20歳未満半額) 3日間通し券7000円 会場:浅草木馬亭
ご予約お問い合わせ: (株)秀真(ホツマ)TEL/FAX 03-5391-1035
roukyoku@hotsuma.co.jp まで。

木馬亭でもチケット販売しております!

[1日目]
11日(木)上映「浪曲師物語〜浅草木馬亭の浪曲師たち」出演:木村若友/四代目東家三楽/沢村豊子/港家小柳/葵わか葉 他

浪曲ライブ:澤雪絵(曲師:佐藤貴美江)/東家一太郎(曲師:東家美) 鼎談あり

100歳まで続けられた木村若友師匠、先代の東家三楽師匠、そして私の師匠港家小柳など今は亡き師匠方の在りし日の姿が映像に。浪曲実演はなんと二本立て!ご覧になった豊子師匠にお聴きしたところわか葉師匠の口演が素晴らしいとの事です。沢村豊子師匠の三味線も見所です!

[2日目]上映「浪曲師になってしまった〜浅草木馬亭の浪曲師たち」
出演:大利根勝子/玉川太福/五月一朗/玉川桃太郎/富士琴路/国本武春

浪曲ライブ:玉川太福・大利根勝子(曲師:玉川みね子)

鼎談ゲスト:村松利史 

映像には弟子入りしたばかりの初々しい玉川太福兄さんのお若い姿がたっぷり。玉川祐子師匠の旦那様である玉川桃太郎師匠、五月一朗先生、三楽会長の師匠である富士琴路師匠、国本武春師匠、大利根勝子師匠も。浪曲は勝子師匠と太福兄さん、鼎談ゲストは村松利史氏とこちらも豪華ですよ〜

[3日目]上映「浅草木馬亭・席亭(おかみ)さんと武春さん」
出演:根岸京子/国本武春/二代目東家浦太郎/澤孝子/国本晴美/富士路子(現五代目東家三楽)/玉川奈々福 

浪曲実演:国本はる乃(曲師:沢村美舟)

鼎談ゲスト:長井好弘

長く木馬亭を守られた根岸京子席亭、国本武春師匠を中心とした映像です。おかみさんをご存知の方はもう涙なくしては…
武春師匠の言葉がとても印象的で、心に残りました。実演は浪曲の明日を担う若いお二人。鼎談ゲストは長井好弘氏。

長文失礼いたしました。ご来場心よりお待ちしております!


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2021年02月28日

「鳴り物入り!音曲浪曲まつり」ご来場御礼

「鳴り物入り!音曲浪曲まつり」このご時世の中、沢山のご来場いただきまして、本当にありがとうございます。心からの感謝を申し上げます。

久しぶりの自分の考えた企画で、完全に容量を超えていたので、出演者、後見スタッフの皆さまには本当に有難うございますの一言です。

初新作浪曲ネタおろし、「実録チンドン屋物語〜ウマダという男」という話をかけさせていただきました。ほぼほぼ実話です。ノンフィクション浪曲^_^
チンドン仲間に面白かったと言ってもらえたのが何より嬉しく。
チンドン太鼓がとってつけたように入っているのではなく、ちゃんと入る意味があるのが良かった、チンドン浪曲になっているというような事を言ってもらえたのがとても嬉しかった。

曲師の沢村博喜さん。浪曲三味線を舞台で弾くのが二度目だというのに、色々無理を言いました^^;でも、出来ない出来ないといいながら、合いの手にトンチを効かせてくるあたり、さすがチンドン育ちだと思いました。

今は全然思いつかないけど、チンドン屋の話だったらまたいつか作れるかもしれません。

とにかくチンドン浪曲が滅茶苦茶緊張していたので、終わった後の解放感であとのチンドンコーナーがとっても楽しかった^_^

尊敬するチンドン屋の皆さんと一緒だったので、ここは演奏だけで推していくと思っていました。
ゴロスの岩渕さんとチンドンの麻子ちゃん、二人とも気持ちを上げて演奏してくれるので、いつも楽しいし、心強い。中尾さんの音はやっぱり最高でした。
木馬亭はいろいろなチンドン屋の人と演奏した場所でもあるので、そんな事を思いながら演奏していたら、撞木が割れました^^;失礼いたしました。

東家孝太郎兄さんの演目は「江戸相撲蒙古襲来」きっちりした浪曲で締めていただきました。
孝太郎兄さんにはすごくお忙しい中本当に無理をいいまして^^;
最後の音曲バラエティショウで、私がやって欲しいと言ったネタのために前日何時間も稽古していただいたそうで…。足を向けて寝られません。
でも、さすがの仕上がりでした!ありがとうございます。

そうそう、沢村美舟ちゃんの秘密の楽器はなんと!バイオリンでした〜!
黒紋付で弾く姿がとっても格好良かった。

受付とか、舞台裏とか、全部お任せっきりだったのに完璧にこなしてくれた、東家三可子さん、玉川奈みほさん、三門綾さん、
チンドン後輩のモナコちゃんとめいちゃん、配信の竹村さんにも大変お世話になりました。
本当にありがとうございます。

配信、今日の22時までは購入いただけるみたいなので、よろしかったらご覧ください。
最後のバラエティショウ以外はご覧いただけます。時間は1時間半ほどです。


器がちっさいので、いろいろご迷惑をおかけし^^;至らない所も多々あったかと思いますが、自分のやりたかったことは全部実現できたので、夢のようです。このご時世なので、迷いましたがやって良かった。とっても楽しい会でした!


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2021年02月20日

2月27日浅草木馬亭「鳴り物入り!音曲浪曲まつり」開催します!

私はチンドン屋の仕事を長く続けていて、数年前縁あって、浪曲の世界に入りました。

チンドンと浪曲を組み合わせるというのは、人からも言われ、自分でも何となく構想はしていましたが、なかなかやる機会もなく、元々お尻の重い性質もあり、そのままになっていました。

昨年、東家孝太郎兄さんと曲師の沢村美舟さんとご一緒した時に、孝太郎兄さんもホーメイ歌手やトゥバの楽器をやっているということもあり、チンドンや楽器を取り入れた浪曲会をやりたいですね〜という話はしていました。

その企画をついに実行することになりました!
もう少し、お客様を憂いなく、気軽にお呼びできる時期にやりたかったというのが正直なところでございますが、今の現実の中でやるのも何か意味があるかもしれません。

内容見所といたしましては、東家孝太郎兄さんの倍音浪曲(良い話大好き)、小そめチンドン浪曲新作ネタおろし(これが一番不安^^;)を新人曲師の沢村博喜さんと。

チンドンは、この人がいるからチンドンが楽しい!と思っている格好良い凄腕のチンドン仲間とチンドン演奏をたっぷり

音曲バラエティショーはトゥバの楽器とチンドンの合奏、兄さんがあの節を?!美舟ちゃんが三味線以外の楽器を!?などまつりにふさわしく、盛り沢山でお届けします!

できれば会場にお越しいただきたいですが、配信もご用意いたしました。
翌日28日の24時までご覧いただけます。(購入は28日の22時まで)ラストの音曲バラエティショー以外はご覧いただけます。時間は1時間半ほどです。
チケット購入はこちらから https://ongyokurokyoku202102.peatix.com

浪曲とチンドン、どっちなんだというような事を聞かれた事がありますが、どちらも大事、父と母の様なもの。だからこの会は浪曲もチンドンも両方良いなぁと思っていただきたい。こんなご時世ですが、心が晴れ晴れとするような会にできるよう踏ん張ります。

ソーシャルディスタンスに配慮した半数の席数ですが、それでもまだまだ余裕ございますので、体調も良いし、行きますよ!という方はご予約いただければ大変嬉しいです。よろしくお願い申し上げます。

【鳴り物入り!音曲浪曲まつり】
2月27日浅草木馬亭

出演:
(浪曲)東家孝太郎 港家小そめ
(曲師)沢村美舟 沢村博喜
(チンドン)中尾勘ニ 堀田博喜 岩渕理緒 菊地麻子

開場12時 開演13時

料金2500円
一部配信あり配信料金1000円
(アーカイブ翌日28日24時まで。チケット購入は28日22時まで)
チケット購入はこちらまで https://ongyokurokyoku202102.peatix.com

内容:浪曲たっぷり!チンドンたっぷり!
小そめチンドン浪曲
チンドンコーナー
孝太郎倍音浪曲
音曲バラエティショー
※バラエティショーは配信ございません。

限定65名(当日券なし、ご予約のみ)
ご予約・お問合せ: ten5560@gmail.com  080-5462-6085(堀田)


※ご予約時に枚数とお名前、お電話番号をお願いいたします。当日受付清算となります。
また、自由席でございますが、当日列ができて、密集するのを避けるため、整理番号時間制入場をさせていただきます。予約時に整理番号と受付時間をお伝えいたします。よろしくお願い申し上げます。

ご来場心よりお待ちしております!
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2021年02月15日

2月15日チンドンブラス西内隊無観客配信ライブ!

今月は大事な企画がたくさんあって、その内の一つ、チンドンブラス西内隊無観客配信ライブが本日2月15日20時からあります。

西内隊は西内徹隊長が率いる、チンドン屋の楽士(管楽器奏者)やその周辺の音楽家が参加している楽隊、ブラスバンドです。

昨年の2月に4年ぶりにライブをやってから、堰を切ったように間を置かずに続いてますが、なんとなく気持ちがわかる気がします。
人と一緒に演奏したりすることが大変貴重な、そして一緒に演奏していた人と演奏できなくなる日がいつか来るというのを実感せざるおえない日々です。

私は西内隊のことをおまつりみたいに思っていて、みんながまつりに帰ってくるような気持ちでいます。
だからいろいろな人に見てほしいし、どんな方でも見ていただけます。

投げ銭はしてもしていただかなくても結構ですので、お気軽にご視聴ください。

もしお気持ちあれば、このご時世で、ライブハウス関係の皆様はご苦労されていると思いますので、出来る範囲でしていただければ嬉しいです。

岩渕さんのチラシが本当にすばらしいなぁ。泣けてしまう。

今回本当にすごいメンバーが揃いました。ぜひご覧下さい。よろしくお願い申し上げます!

「チンドンブラス 西内隊」無観客配信ライブ

2021年2月15日午後8時配信開始(投げ銭制)
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配信はこちらからご覧いただけます

隊長:西内徹

サックス隊:梅津和時 多田葉子 橋本キッズ剛秀 
ハラナツコ 堀田博喜 栗原モナコ 港家小そめ

クラリネット隊:三井香織 大野めい 岩渕理緒

金管隊:関島岳郎(チューバ) 森俊也(ホルン)

太鼓隊:久下惠生 菊地麻子 中尾勘ニ

※アーカイブはなく、生配信のみのようですので、夜8時になりましたら、どうぞお集まりくださいね〜

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2021年02月01日

2月の公演予定

明日から2月ですねーと言うことで、2月の公演のお知らせです。こんな折ではございますが、皆様、ご無理ない範囲でお越しください。


◯2月4日 浅草木馬亭「木馬亭浪曲定席」【浪曲】
12:00開演  当日のみ 2200円
出演:玉川奈みほ 港家小そめ 東家孝太郎 玉川奈々福 天中軒月子 神田織音(講談)富士琴美 天光軒満月
会場:浅草木馬亭(台東区浅草 2-7-5 03-3844-6293 )

浪曲のホームグラウンド浅草木馬亭、浪曲定席です。12:30から出演させていただきます。曲師は沢村豊子師匠です。ご予約は不要です。
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◯2月8日(月)浪曲日本橋亭「ほっと心温まるお話」【浪曲】
13:00開演 予約1500円 当日2000円
出演:東家三可子「馬子唄しぐれ」
東家恭太郎「鰍沢」
港家小そめ「宮様と自転車」
港家小柳丸「誓いの証文」
(曲師:佐藤貴美江 馬越ノリ子)
会場:お江戸日本橋亭(中央区日本橋本3-1-6日本橋永谷ビル1階
03-3245-1278)
予約:日本浪曲協会 03-3844-1611

浪曲日本橋亭、今月のテーマは、ほっと心温まるお話。三味線は佐藤貴美江師匠です。ご予約私の方でも承ります。よろしくお願い申し上げます。
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◯2月11日 (木・祝)なみのり浪曲会「玉川祐子師匠に聴く!」【浪曲・トーク】
出演:玉川祐子 港家小そめ 玉川奈みほ 
開演13:15 2000円
神楽坂レンタルスペース香音里(東京都新宿区天神町17)
神楽坂駅徒歩4分
予約:https://passket.net/r/o_6007f8e760f64

玉川奈々福師門下玉川奈みほさんから「玉川祐子師匠のお話が聴きたいです!」と声を掛けていただきました。私は祐子師匠と一席。定席では衝立で見えない、祐子師匠の三味線をたっぷりお聴きください!残席少なくなっておりますのでご予約はお早めに。


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◯2月15日(月)西内隊・無観客配信ライブ 早稲田リネン【ライブ】

西内隊はヤマンなサックスプレーヤー西内徹隊長率いる現役チンドン楽士が集まったチンドン・ブラスバンドです。初の配信ライブ!初めての方も是非!手前味噌で恐縮ですが、ムッチャ格好良いよ!!見て損はさせません!詳細は改めて〜


◯2月22日神田連雀亭昼席【落語・浪曲】
出演:立川笑二 桂笹丸 入船亭遊京 港家小そめ
開場13:00 開演13:30〜15:00 当日のみ1000円
会場:神田連雀亭(千代田区神田須田町1-17加藤ビル2階)
https://ameblo.jp/renjaku-tei/entry-12642381058.html

二つ目専門の寄席です。落語を聴きにくるお客様の前ではありますが、今回はあまり笑うところのない明るくない話をやろうと思っております。平日ですがぜひ。感染対策ばっちりの会場です。


◯2月27日(土)「鳴り物入り!音曲浪曲の会」【浪曲・チンドン】
会場:浅草木馬亭 昼席
出演:東家孝太郎 港家小そめ 沢村美舟
中尾勘二 堀田博喜 篠原理緒 菊地麻子

大人の事情?で告知が遅くなりましたが、前々から温めていた企画で、浪曲とチンドンといろいろ取り混ぜた会になる予定です。詳細は近日中に!
よろしくお願い申し上げます!
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2021年01月06日

今年初の西内隊

4日は月見ル君ヲ想フで西内隊のライブでした。西内隊は、チンドン屋の楽士(管楽器担当する人)とその関係者の音楽家の楽隊、プラスバンドです。
私はサックスがほとんど吹けないし、西内隊でしか吹かないのですが、ありがたいことに参加させていただいております。吹けないけど、全力で吹いています。
立派な演奏者の人と私のような適当に吹いている人間が混ざることで、かしこ過ぎず、馬鹿過ぎず、素敵な楽隊になっているのではないかと。いや、本当に最高なんですよ、西内隊。
4日も久下さんや三井さんとかが不参加でどうなるかと思っていましたが、楽しかったです。すごく。
ぶちゃんのクラリネットがすごいでかいなと思って言ったら、あれは私ではないめいちゃんだと言われました。
めいちゃんは初参加だったのですが、淡々とした様子だし、ブラバン出身だと聞いていたので、端正なクラだとばっかり思っていたので、見事なドン吹きっぷりで、驚きました。
録音を聞いたら、野蛮で、愉快で、でもちょっと泣ける音の塊でした。
しばらくできないかもしれないけど、また、やりたいなぁ。
西内隊長には健康に留意して、長く続けていただきたいものです。

トリはタフセッション。大人の(年下かもだけど)立派な音楽家が弾けてて、ものすごく格好良かった。
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2020年12月26日

2021年1月公演予定

年の瀬も押し迫ってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今年一年は本当に大変な年で、なんだかわからないうちに一年が終わりそうで、年末という感じが全くいたしません。

こんなご時世なので、なかなかお誘いもしづらくはあるのですが、来年1月の公演などの予定です。変更、中止などもあるかもしれませんが…
ご無理ない範囲でご来場いただければ大変嬉しいです。

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◯1月4日 青山・月見ル君ヲ想フ 17:30開演
「SENSE MANIA 新春REGGAE SPECIAL!!!」
【ライブ】
OPEN/17:00 START/17:30 2000円/1D(※限定45名)
 チンドンブラス西内隊で出演させていただきます。チンドン小鶴家で楽士としても修行し、レゲエ界でブイブイ言わせているサックスプレイヤー西内テツ兄さん率いる、チンドン屋の楽士(管楽器奏者)が集まった楽隊が西内隊です。

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◯1月5日 浅草木馬亭「木馬亭浪曲定席」【浪曲】12:00開演 当日のみ2500円
出演:天中軒すみれ 港家小そめ 東家孝太郎 大利根勝子 一龍斎貞花(講談)富士琴美 天中軒雲月

浪曲のホームグラウンド浅草木馬亭での新年初の浪曲です。12:15から出演させていただきます。曲師は玉川祐子師匠です。お正月番組は時間がいつもと違いますのでご注意下さい。ご予約は不要です。


◯1月13日神田連雀亭ワンコイン寄席【落語・浪曲】
出演:桂竹紋 港家小そめ 立川だん子
開場11:00 開演11:30〜12:30 当日のみ500円

二つ目専門の寄席です。ワンコインの名前通り、500円で三席!


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◯1月21日 高円寺HACO「若手"一文字"浪曲会」【浪曲】19:30開演 2000円
出演:富士綾那 港家小そめ 前読み:東家千春
曲師:馬越ノリ子

隔月でやらせていただいている浪曲会です。毎回お客様から次回の漢字一文字テーマをいただいて、それに沿った演題の浪曲をという趣向です。1月のテーマは「化」


来年もよろしくお願い申し上げます!
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2020年11月07日

綾那ちゃんというひと(そしてちょいと宣伝)

富士綾那さんは私より半年位後輩の浪曲師です。浪曲以外に女優さんでもあります。

見た目はふわっと可愛らしい人ですが、中身は大変力強く、正直でさっぱりとした気持ちの良い人です。趣味は読書で好きな作家は内田百閧ニいう。SNSが嫌いなのに、浪曲会の宣伝のために嫌々はじめたInstagramも文章がとても良くて、面白いです。宣伝になってるかはわからないけど。
昔芝居に関わったことがあるので、良くも悪くも役者さんというのは、自己顕示欲が強いなぁという印象なのですが、綾那ちゃんにはそういう感じがあまりなく、珍しいタイプだなぁと思います。


初めて話したのは、多分国立演芸場の楽屋だったと思います。

なぜか綾那ちゃんが岡本喜八監督と寅さんの映画が好きと言う情報だけは入手していて、(誰にきいたんだろう?)どちらも大好きな私は、ほとんどしゃべったこともなかったにもかかわらず、いきなり岡本喜八監督で何の作品が好きですかと勢い込んで聞いた記憶があります。


綾那ちゃんの答えは「ああ爆弾ですかね」と言うものでした。


「ああ爆弾」と言うのは岡本喜八監督が作った大変面白い映画です。あまりにもキレキレすぎて当時興行的に大失敗をししばらく映画が作れなくなったと言う、曰く付きの大傑作です。

それを聞いたとき私はあーこの人とは絶対仲良くなれると確信しました。
確信の通り、綾那ちゃんとは仲良くなることができました。

前座時代と言うのはなかなか真面目な顔をしていなければいけない時代ですけれども、若手といってもそこそこ歳もくっているチンドン屋には、我慢ができず、ニヤニヤしてしまう時もありました。
その時にふと横を見ると綾那ちゃんもニヤニヤしてることがありました。
笑い所とふざけた気持ちを共有できる人がいると言うのは大変幸運なことです。


木馬亭の裏の台所で前座仕事の合間に綾那ちゃんとふざけたことを言いあったり、悪態をついたあの時間がなければ私の前座生活はもっと色あせたものだった気がします。

綾那ちゃんの浪曲は真っ直ぐなストイックな正統派で、浪曲の凄いところをわかってて、それと真摯に向き合っている感じがして、いつも眩しく見ています。


綾那ちゃんと一緒にやっている浪曲会があります。長く続けていきたいと思っている会なので、もしよろしければ、ご来場よろしくお願い申し上げます。

開口一番は三門柳師匠門下・三門綾さん、曲師は馬越ノリ子姉さんです。


若手"一文字"浪曲会[第六回 隔月開催]
今回のテーマ「色」

日時:11月26日(木)19:00開場 19:30開演
木戸銭:2000円

出演:港家小そめ 富士綾那 三門綾

曲師:馬越ノリ子

会場:koenji HACO(東京都杉並区高円寺南3-69-1) 20席
ご予約:090-4249-0852(留守電対応)

http://www.noraya.jp/


時節柄、ご予約いただけると有り難いです。よろしくお願い申し上げます!

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2020年10月07日

おそろい

先日、舞台衣装のリサイクル着物をネットで見ていて、明るい水色地に桜と源氏車の模様の着物があり、懐かしくなって、安価だったこともあり、思わず購入してしまった。

チンドン屋の衣装というのは、ポリエステルがほとんどだ。なぜなら、戸外の仕事なので、洗えないと困るため。なので発色が良く派手な柄が多いポリエステルの踊り用の着物が多い。

チンドン屋だと派手ならなんでも良いと思われているかもしれないが、私が知っている大先輩の東京の親方達は衣装にこだわりのある方が多かった。
自作する事もあったし、注文で変わった衣装を作ったり、豪華な刺繍を入れたり。
商売道具とはいえ、割に合わないほど力を入れていた。親方達が若い頃は派手な生地があまりなかったので、布団皮で衣装を作ったこともあったという話も聞いたことがある。
とにかく、他のチンドン屋と被らない個性を出したい気持ちが強かったように思う。

Hさんというお姉さんとAさんという男性のチンドンの先輩がいた。
二人は余り仲が良くなく、別々に仕事の時はお互いの悪口を言っていた。
でも、一緒にいる時は二人で別の人の悪口を言っていたので、もしかしたら、仲が良かったのかもしれない。

ある時二人が一緒の現場があった。
朝、待ち合わせに二人が来ると、着物の柄が一緒だった。
H姉さんは「こんな柄、男が作る着物じゃないよ!」と文句を言っていた。ちょっと喧嘩っぽくなった。
多分、Aさんは他の人が余り着ていない柄で、華やかなものをと選びに選んだのだろう。
それが被ってしまうとは。

でも、最終的に、ま、いいかという感じになった。お揃いの着物で並んでいる二人は何か微笑ましく、楽しかった。

二人がお揃いで着ていた着物が、私がつい買ってしまった着物と同じ柄だったんですよ。

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2020年08月22日

ドン吹きさんグッズへの道

CD「チンドン道中」と一緒に作った、ドン吹きさんグッズ、作っておいてなんですが、おじさんがサックス吹いてる絵柄が売れるのだろうか?と思っておりましたが良い感じではけております。


【注・ドン吹きさん…昔ちんどん屋にたくさんいた、渋くてカッコいい楽士(管楽器奏者)のおじさん】

良い感じとは、こんなに送れないよーとテンパる程でもなく、全然売れないよぅとショボンとする程でもない、良い感じです。ご購入いただきました皆様有難うございます!心なしかドン吹きさんも嬉しそうです。

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グッズのひとつである栞ですが、これが見た目の雑なクオリティの割に手間がかかっております。
今回のCDジャケットと「ドン吹きさん」グッズの原画はほったちゃんが手掛けておりますが、もともとの原画はCDのような細密なペン画でした。
それを版画調に線を太くし、印刷、カット、ハトメを打ち、紐を付けるところまで、私が一人で製作しております。

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何より一番手間がかかっておりますのが、裏面にドン吹きさんのお言葉を入れているのですが、「これ、ハンコで押したら昔の電報みたいで可愛いのではないか」と思いついてしまったために、一文字ずつハンコで押しています。

頭の中でアスカ・ラングレーの「あんたバカァ」という声がこだましておりました…うん、アスカ、分かってるよ…

ちなみに、ドン吹きさんのお言葉は6種類あります。私が好きなのは「コノキョクハ ヤマガ ミエルンダヨ」です。

私、何事においてもほとんど自信というものはないんですが、あえて言いましょう、「チンドン道中」自信作です。良いなぁと思ってます。どこが良いのかわからないと言われる方があったとしても、揺るがないと思います。瓶に手紙を入れて海に投げるみたいに、遠くの誰かまで届くといいなぁ。

CD・グッズの詳細はこちらまで。メッセンジャーでも承ります^_^宜しくお願い申し上げます。



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2020年08月09日

チンドン道中

「チンドン道中」というチンドン演奏だけのCDを自主制作しました。今日から発売中です。

演奏はチンドン太鼓がかわち家大将の河内君と私、ゴロスがかわち家のさきちゃん、楽士はアルトサックスが堀田君と中尾勘ニさん、トロンボーンはかわち家の森さやかさんです。

長崎のかわち家の皆さんが東京に来る機会があり、皆で演奏して遊ぼうということになり、珍しいメンバーなので、録音しとこうかなーとたまたま録音した音源で作っています。
なので、声とか、間違いもあったりしますが、その場の楽しい空気がそのまま残っていて、私はそれも気に入っています。


ある時、家で堀田君がこの録音を流していて、知らずに聞いていて「良い演奏だな」と思いました。普段、自分のチンドン演奏を聞き返したりはほとんどしないし、まして良いと思うことは皆無ですが、これは良いと思いました。


河内君も堀田君も中尾さんもこの演奏が気に入っていると言う事が後にわかりました。
私が知っている人の中でチンドン演奏にこだわりがある三人が良いと言っているという。そしてこのCDができました。

私は「親もチンドン屋で子供の頃からチンドン屋をやっている」というチンドン屋さんたちと、ギリギリ接することのできた最後の世代です。
河内君も中尾さんも堀田君もその時代を知っている人たちです。
大変で、しんどいことも、嫌なことも沢山あったけれど、濃くて魅力的な時間でした。あの時間がなかったら私はチンドン屋を続けていなかったかもしれないなと思います。

その頃のチンドン屋さんたちの演奏が今でも心に焼きついて離れません。届くことはないだろうけれど、憧れてやみません。
そういう人たちがいなくなって、その後も人生は続くので、楽しく過ごして来ましたが、ああいうチンドンの場所に行く事はもうないだろうと思っていました。

でも、この演奏を耳にした時、その頃の空気感のようなものを少し感じることができました。今まで続けてきたのは無駄ではなかったと思いました。

今は東京を出ることもままになりませんが、CDがいっぱい売れたら、長崎に行って第二集を作るのが私の今のひとつの希望です^_^
お手に取っていただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。


詳細はこちらまで
https://www.chindonya-tsukishima.com/2020/08/08/559/

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2020年07月14日

神田連雀亭

神田連雀亭さんに初めて出させていただきました。ご来場いただきました皆様ありがとうございます。出演者の皆様大変お世話になりました。

連雀亭は二つ目の落語、講談、浪曲の方が出演できるという寄席です。
浪曲は二つ目、真打制度はないのですが、前座を卒業した時点で二つ目と同じということになるのでしょう、今年は、浪曲からは私、富士実子さん、富士綾那さんが新しく連雀亭メンバーです。
本来は5月に新メンバー興業の予定でしたが、感染拡大で延びました。

私は蕎麦が好きなので、連雀亭さんの近くには神田藪そばさんとまつやさんという蕎麦の名店があり、連雀亭さんはよく前を通っていたので、出演できるのが大変嬉しく。

他の話芸の方々とご一緒するのも、ほとんど初めてですし、感染予防の為に高座の前には透明のプラ板が。そして、初の座り高座、色々初めてづくしで緊張しました。
新しいけれど、連雀亭、私は何かとても好きな空間だったのと、お客様があたたかく、その二つに助けていただきました。

浪曲の常連のお客様が私の手ぬぐいを高座に上がった時に客席から広げてくださって、本当にありがたく( ;  ; )嬉しかったです。

プラ板は透明でも、やはり声の響き方が違うので、伝わってるかどうかがわかりにくく、ちょっと力が入り過ぎてしまったような気がします。
客席からどんな風に聞こえるのか聞いてみたいなぁ。

神田という場所で、毎日落語や講談、浪曲が聴ける空間があるというのはとても嬉しいです。
こんなご時世ですが、気が向いた時にふらりと立ち寄っていただきたいです。

夜席は今は休止ですが、ワンコイン寄席は11:30〜12:30 で500円 昼席は13:30〜15:00 1000円です!7月の番組表はこちらから。


オーナーの方にご挨拶に行きましたら、私がチンドン屋という事をご存知で、昔お店を営業されていた時に頼んだことがあるそうで、五朗八さんというチンドン屋さんだったとおっしゃっていて、私のチンドン屋の師匠の瀧廼家五朗八親方だったので、びっくりしました。
思いがけない所で親方の名前を聞き、色々思いだしました。江戸の匂いがする格好良い太鼓を叩く親方でした。

そういえば東京はお盆ですね。

写真は若い頃の五朗八親方です。
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2020年07月13日

7月浪曲会のお知らせ

7月に入ったのに、雨続きですねぇ。暑いのも嫌ですが、こう雨が続くのも困ります。
まだまだ大変な状況が続いておりますが、7月中旬以降の浪曲会のお知らせです。ご無理ない範囲でご来場いただければ幸いです。

◯7月14日(火)神田連雀亭
昼席  開場13:00 開演13:30〜15:00

出演: 宝井梅湯【講談】
(新会員)柳亭市若【落語】
(新会員)柳亭市次郎【落語】
(新会員)港家小そめ【浪曲】曲師 玉川みね子

木戸銭:1000円(当日のみ)定員20名

会場: 神田連雀亭(千代田区神田須田町1-17加藤ビル2階  地下鉄淡路町駅A3出口から徒歩2分
地下鉄神田駅6番出口から徒歩4分)

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神田連雀亭に初めて出演させていただきます。落語、講談、浪曲と日本三代話芸が一同に!
他の演芸の方とご一緒することがあまり無いので、ドキドキしております。
平日でごさいますが、よろしくお願い申し上げます!

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◯7月22日(水)Again浪曲Night二周年記念スペシャル「港家姉妹の浪曲玉手箱」
開場:18:30 開演19:00

出演:港家小ゆき 港家小そめ 曲師・沢村美舟

木戸銭:1500円

会場:イベント・カフェ・アゲイン(品川区小山3-27-3ベットサウンズビル地下1階)

ご予約 cafe-again.co.jp/sche.html

武蔵小山浪曲愛好会様が主催の浪曲会に呼んでいただきました!ありがとうございます。港家小柳一門の港家小ゆき姉さんとの初の二人会です。
二周年記念スペシャルということで、趣向がありますので、どうぞお楽しみにご来場くださいませ^_^

よろしくお願い申し上げます!

#浪曲
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2020年06月22日

浪曲映画祭@渋谷ユーロライブ/ユーロスペース・超私的ご案内〜映画編

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それでは映画編です〜

浪曲で演目といえば、最初に出てくるのが赤穂義士伝ではないかと思います。
今回の浪曲映画祭にも、何作か入ってます。

初日は巨匠溝口健二監督の「元禄忠臣蔵」
忠臣蔵映画はなるべく見るようにしているのですが、これはなぜか見逃し続けていて、今回やっと観ることができそうです。
映画館で観られて良かった。大石役は山中貞雄監督の「河内山宗俊」「人情紙風船」で主演を務めた河原崎長十郎さん。前後編3時間半超えの長大作。余談ですが、この作品は日本画家の甲斐荘楠音さんが風俗考証で参加しています。ぞっとするような怖い美人画を描いた人。溝口監督の作品には何度か参加しています。

「忠臣蔵 暁の陣太鼓」は未見ですが、ご覧になった方によると、近衛十四郎さんの俵星玄蕃が最高とのことです。近衛十四郎さんは凄くリアルな殺陣をする印象があります。十四郎さんが主役の「十兵衛暗殺剣」は凄く良い映画!敵役が大友柳太郎さんだから画面が重厚で。殺陣も最高に格好良いんですよ〜!

すいません、つい、話がそれましたが傑作選の「赤穂義士」は寿々木米若先生、梅中軒鶯童先生、富士月子先生、玉川勝太郎先生4人の浪曲師が浪曲で繋いでいく浪曲オムニバス映画。冒頭のシーンが楽しいです。

「母の瞳」「母の湖」「呼子星」は今特集チラシの表紙を飾る三益愛子さん主演の母子物。母子物って苦手で観ていなかったのですが、去年の浪曲映画祭で観たら、面白いし、泣かされました。人気になった理由がわかります。呼子星は母親の仕事が浪曲の曲師という珍しい設定。
母親役の三益愛子さんは、去年上映した母千草は旅芸人、母の瞳は解説を読むと空中サーカスのスター。物語の都合上か、母の仕事が芸人であることが多い気がします。よく子供役を演じている松島トモ子さんが可愛い。

「母なき家の母」「祖国の花嫁」は戦時中に作られた浪曲映画。時節に応じて作られた国策映画はあまり目にする機会がないので、今回の特集で観たい作品の一つです。

私の最も好きな俳優・阪東妻三郎さんの「国定忠次」戦後GHQのチャンバラ禁止令による決して刀を抜かない忠次。
戦時中とは違う意味で、時節に応じて作られた映画です。
チャンバラスターだった阪妻がチャンバラを止められたこの映画は見るたびに色々考えさせられます。
阪妻主演映画では戦時中の検閲によって切り刻まれた、でも切られてもなお美しい稲垣浩監督の「無法松の一生」もおすすめです。

相撲ネタも浪曲には沢山あります。怪談映画の名手、中川信夫監督の作品は怖くて奇妙だけれど何処か温かくユーモラスな気がします。
中川監督の怖くない映画「雷電」「続雷電」後年のダンディな宇津井健さんとは少しイメージが違う朴訥な雷電です。
健気なおきんちゃん役の北沢典子さんがとっても可愛い。

「召集令」は今回の特集映画で一番見たい作品です。娯楽作品を沢山撮った渡辺邦男監督がこんな作品撮っていたのかと驚きました。
何より東家楽燕先生の実話を元にした作品で、口演もされてるというのに大変興味が湧きました。

坂本頼光先生の活弁に浪曲曲師の沢村美舟さんが伴奏を付けるというのはこの浪曲映画祭にぴったりの企画。
中でも忠次旅日記は必見でしょう。モノクロ画面が本当に美しい、伊藤大輔監督の傑作です。
私は伊丹万作監督の「赤西蠣太」が大好きで、機会があれば伊丹監督作品を観たいと思っているのですが、何せあまり残っていない上、上映も少なく。なので「国士無双」はとっても楽しみです!しかも声帯模写活弁ということは千恵蔵御大の声でっていうことですよね〜楽しみだわぁ〜伊丹十三監督は息子さんです。

丸根賛太郎監督の阪妻主演映画「月の出の決闘」「狐のくれた赤ん坊」を撮った監督。どちらも好きな作品。
丸根監督のデビュー作「春秋一刀流」は未見なのでぜひ観たいなぁ。内容は天保水滸伝、平手造酒は片岡千恵蔵さん!

私が作品を一番沢山観ているのがマキノ正博(雅弘)監督。多分何年か前の生誕百年の時は、映画館に通い過ぎて体調を崩した程(^_^;)
中でも戦前から戦後東映作品を作る前まで位の作品が好きです。1941年の「世紀は笑ふ」は大好きなマキノ映画の一つ。
広沢虎造先生が浪曲師役!昨年の浪曲映画祭でも上映され、友人に勧めたところ映画を見た後に「軽やかだけれど軽薄じゃない、分かりやすいけれど深い」と言っていて強くうなずきました。見終わった後、映画の多幸感に包まれます。


浪曲ドキュメンタリー「浪曲師になってしまった!」伊勢哲監督は浅草木馬亭の浪曲師たちという映像を撮られた方。その映像には、私の師匠を含め、もういらっしゃらない沢山の師匠方の浪曲や楽屋風景が。その作品を再編集した作品かと思います。
木馬亭の根岸京子席亭、入門直後の玉川太福兄さんや、玉川桃太郎師匠祐子師匠の稽古風景、大利根勝子師匠のエピソードなど貴重なものがいっぱい。よく撮影して残して下さいました〜伊勢監督と勝子師匠、太福兄さんの鼎談もあります。今回の特集最終回。

↑残念ながらこの最終回は満席となってしまったそうです。
伊勢監督は「木馬亭の浪曲師たち」(6枚組)「唸りをあげる浪曲ソウル・大利根勝子波乱万丈!」というDVDを発売されています。
ドキュメンタリー映像もありますので、ご興味のある方はぜひ!

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2020年06月21日

浪曲映画祭@渋谷ユーロライブ/ユーロスペース・超私的ご案内〜浪曲編

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昨年開催された、渋谷ユーロスペースでの浪曲映画祭が今年も。6月26日から30日の5日間。イベント中止が相次ぐ中、無事開催されそうで嬉しいです。去年は名披露目公演が終わったばかりで、プレッシャーから解放された躁状態で浮かれてこの映画祭に通った記憶があります。
私は昔の日本映画を観るのが好きなので、それが浪曲と組み合わさったら、もうそりゃ文字通りお祭りです。という事で、個人的な見所などを勝手にご紹介したいと思います。ご意見などもあるかと思いますが、「超私的な」ということでご勘弁を。まず浪曲編から。

初日26日浪曲の演目が沢山ある赤穂義士銘々伝特集。
一席目は演芸界のワンダーボーイ・玉川太福兄さんの「不破数右衛門の芝居見物」
映画でも浪曲でも粗忽者と描かれることが多い不破数右衛門さんの楽しい一席。太福兄さんの初舞台もこの演目だったそうで、最終日のドキュメンタリー「浪曲師になってしまった」ではその初舞台シーンがあるのではないかと。

三味線は太福兄さんの師匠・玉川福太郎師匠の奥様でもある玉川みね子師匠。古典から新作まで幅広い演目をきっちり受け止められるみね子師匠ですが、福太郎師匠が演られていた玉川の演目を弾かれる時が私は特に格好良いなぁと思います。

ユーロライブで毎月開催されている渋谷らくごでも「シブラクの唸るお姉さん」として人気の高い、太福兄さんの姉弟子でもある玉川奈々福姉さんが二席目。俵星玄蕃の格好良い一席。架空の人物なのに、とっても人気がある俵星玄蕃の出てくる演目は浪曲にも沢山あります。

1971年のテレビドラマ「大忠臣蔵」では勝新太郎さんが演じてました。(俵星玄蕃って誰?という方は三波春夫先生の長編「歌謡浪曲 元禄名槍譜 俵星玄蕃」をまず聴きましょう。とにかく格好良いので!)

曲師は名人・沢村豊子師匠。私は初めて行った浪曲会で豊子師匠の三味線に衝撃を受け、浪曲に通うようになりました。

この玉川ご姉弟は浪曲の間口をグーンと広げた方々。最近浪曲聴き始めたという方で最初に聞いた浪曲師は?とお聞きすると、このお二人の名前が上がることがとても多いです。


27日は七色の声で一世を風靡した二代目天中軒雲月(伊丹秀子)先生の日です。文字通り七色の声で私も音源で初めて聴いた時、登場人物によってあまりに声が違うので、何度もCDのクレジットを確認してしまいました〜ぜひ一度聴いてみてください、伝説の浪曲師です。

浪曲口演一席目は当代、五代目天中軒雲月師匠。浪曲初めての方や若い方にぜひ聞いていただきたい!スケールの大きさと迫力に吹っ飛ばされてください〜拝見してると大河ドラマを見ているような気持ちになります。普段お会いすると小柄な師匠なんですけど、舞台だと凄く大きく見えるのです。ぜひ生で体感していただきたい浪曲師のお一人です。

二席目は浜乃一舟師匠。二代目のお弟子さんで、ご本人をよく知っている現在では数少ない方。少し前に一舟師匠が「今度これやろうと思っているの〜」と仰っていたのが今回の「悲恋静」でした。80代で新しい外題、そしてあの声量と美声、加えて三味線も名人で、曲師としても数々の名浪曲師の三味線を務めた方です。凄すぎる!!

この日雲月師匠の三味線も弾かれるので、(曲師の時は伊丹秀敏というお名前です。)一日で二度お得な日ですよ〜この組み合わせは浪曲定席でもなかなか珍しいので、そういう点でも注目です!
雲月師匠、一舟師匠、奈々福姉さんとのトークショーも貴重な話満載だと思いますので、お時間ありましたらそちらも是非〜


28日は浪曲界の若手浪曲師のお二人、真山隼人兄さんと京山幸太兄さんが関西から。浪曲界の20代は決して数は多くないですが、キラキラした才能あふれる方ぱかりです。隼人兄さんも幸太兄さんも個性も雰囲気も違いますが、同じ浪曲という世界に若くして惹かれたというのが浪曲の魅力の広さかと。この二人を一度に見られる機会は関東では、なかなかありませんので、この機会に若き才能を目撃してください。

曲師も西から沢村さくら姉さんと一風亭初月姉さんが。そちらもどうぞお楽しみに。入江悠監督との鼎談もありますよ〜


29日浪曲映画祭・玉川奈々福姉さんの二回目の口演。玉川のお家芸天保水滸伝から「鹿島の棒祭り」大酒飲みだけれど、どこか愛らしい平手造酒の魅力が溢れた一席。


最終日30日の一席目は男はつらいよを玉川太福兄さんが浪曲化した作品。元々、玉川桃太郎師匠が演られていた寅さん浪曲を玉川太福兄さんが受け継ぎ、さらに全作品浪曲化に挑戦中という中の一席です。(みんな大好きメロン騒動はもう浪曲化されたのでしょうか〜)

二席目は大利根勝子師匠の「梅山家の縁談」大好きです!!絶対聴いて欲しい。ネタバレなので言えませんがドキドキ、ハラハラ、エエッ!!の展開です。結構ドロドロした内容なんですが、勝子師匠の口演でお聴きすると清々しささえ感じます。勝子師匠の声は胸に突き刺さって泣けてきます〜是非ライブで!


ちなみにいっぱい通うわ〜という皆様、回数券(1000円券10枚綴り)がお得です!映画は1000円(元禄忠臣蔵のみ2000円)浪曲口演+映画は2000円で、映画は会員より安いんですよ!全席指定なので座席指定をお忘れなく!
チケット購入など詳細はこちらから


映画編に続きます〜

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2020年05月15日

野ブタ。をプロデュース

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木皿泉さんという脚本家が好きで、この方達(二人で書かれている脚本家なので)の脚本のドラマや、インタビュー記事や、近年はエッセイや小説も書かれているので、見つけると読んでいる。

一番好きなのは「すいか」というドラマ。青春の匂いとか、いろいろな他人が一つの所に集まってるとか、放浪など私の好きな要素が詰まっている。そうそう、登場する人の行きつけの店がある所も好き。
ちりとてちんでいうところの「寝床」寺内貫太郎一家でいうところの「霧雨」「花ぢょうちん」みたいな。
ちなみにすいかでは、もたいまさこさんがママの「泥舟」というバーです。

最近のご時世で、新しい作品が作れないため、昔のドラマを再放送をよくしている。先日テレビを見ていたら、木皿泉さんが脚本を書かれた「野ブタ。をプロデュース」というドラマの再放送をやっていた。放送当時も観ていたのだけれど、忘れている所もあり、改めて観ると考えさせられるところがあった。

どういうストーリーかというと、高校が舞台で、小谷信子といういつも下を向いている陰気で地味でいじめられっ子の女の子(といっても堀北真希ちゃんが演じてるので可愛いんだけど)をクラスの修二と彰という二人の男の子が人気者にするためにプロデュースするという話。

私が観たのは第5話。(ここからは内容に触れますので、知りたくない方は読まないでくださいね)

プロデュースによって見た目は可愛いくなったけど中身は陰気なままの信子ちゃんに想いを寄せるクラスメイトが現れる。シッタカというあだ名の男の子で、いろいろあって、ついにデートに行くことになる訳。この間の信子ちゃんが必死で楽しくなろうとする姿が健気なんだけど、で最後二人きりで水族館に行くことになる。
すると、二人の目の前で、おじいさんが倒れちゃう。信子ちゃんは駆け寄って解放するんだけど、シッタカ君はびびって離れて見ている。
で信子ちゃんがシッタカ君に荷物を取ってくれと言って、シッタカ君が渡そうとした瞬間、信子ちゃんの手が、おじいさんの吐いたもので汚れてるのを見て、「きたない!」といってよけてしまう。
すぐに君のことではないという事をシッタカ君は言うんだけれど、自分のことだからじゃなく、信子ちゃんはもう許せないんだ。そういうことを言ってしまうシッタカ君はもうアウトなんだ。

シッタカ君はきっと良い人なんだと思う。だけど人というのはそういう部分がある。もしかしたら、信子ちゃんに対する気持ちもちょっと優越感のようなものがあるかもしれないし、ないかもしれない。信子ちゃんは、陰気でいじめられっ子でオドオドしているかもしれないけど、真っ当な部分がある。

最近、自分は正義だということを疑わない人が多い気がして。あと良い人が良い人じゃない面を見せると過剰な反応を見せる人も多い気がして。でも元々、いろいろな面を持っているのが人なんじゃないかと思ってるので、何かそういう白黒はっきりしすぎるのがちょっと変な感じがする。そんな事をドラマを見ながら考えました。

微妙な部分をすくい取ってるドラマで改めて面白いなぁと。これから心がきりきりするような展開になるのでご興味ありましたら、どうぞ。

シッタカ君を演じたのはチビ玉ちゃんで人気になった若葉竜也さん。この人の演技いつも印象に残る。愛がなんだの役も良かった。

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2020年05月09日

境界

ここ数年か、いやもっと前からでしょうか、なんとなく真綿でしめられるような、じわじわとした閉塞感が広がってきたような気がします。
でも私はずっと前の楽しい自由な空気を引きずっていて、気がつかなかったのか、それとも避けていたのか。

それが今回の事で一気に吹き出したような感じがします。終息した後多分世の中の何かが変わるような気がします。
この閉塞感みたいなものがなくなると良いなあと思いますが、良い方にかわるのかそうでないかはよくわからない。

先の見えないというのは不安ですが、見えたら怖いかもしれない。見えない故の希望もあるかもしれません。

というような事を最近ぼんやり考えています。

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2020年05月05日

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家に多分柿の木だと思われる植木があります。

なぜ多分かというと、何年か前に植木の手入れをしていたら、おじいさんが話しかけてきて、うちのいらない植木があるんだけどいる?と言われたのでハイと答えたら、じゃあ、後で家の前に置いておくよと言われ、しばらくたって外に出てみたら、植木が置いてあったのです。

なので、葉っぱから柿だろうなぁと思っているだけで、花も実もついたことがないのでよくわからない。桃栗三年柿八年ですから、もう少し時間がかかるのかもしれません。
もらった時は20p位でしたが、今は1mを越えていて、たいして世話もしていない割に元気そうです。

家に籠るようになってから、植物がとても好きになりました。この推定柿の木も枯れ木から芽が出て、ズンズン伸びて葉が伸びていく様子を毎日見ていると楽しい。生き物が前にも増して生き生きと見えます。

今季節が冬だったら、もっと辛かったかもなぁと思います。

写真は師匠の名古屋のお宅へ伺う途中に見た桜。2016年の春です。

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2020年04月22日

7日間ブックカバーチャレンジ

Facebookでバトンが回ってきた「7日間ブックカバーチャレンジ」終了しました。7日間、説明なしで本の表紙だけを上げて、毎日1人ずつ回していくというもの。
最初はこういうバトンみたいなものの経験がなく、ドギマギしましたが、始めてみると、選ぶのも楽しいし、他の人の選んだ本も興味深いし、楽しかったです。

説明なしというのがルールなんですが、なぜその本かというのを1日目にバトンをお願いした方が書いていて、面白かったので、私も書いてみようと思いました。まとめということで、お許しを。
選んだ本の基準は「今の気分」です。次も選ぶかもというのもあればそうでないのもあります。

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【1冊目】
「定本 二笑亭奇譚」(式場隆三郎 他・ちくま文庫・1993年)
自宅篭りになって、本棚をひっくり返していたら、出てきた本です。20年ぶりくらいに。
昭和初期に深川に建てられたニ笑亭という不思議な建物を調べた戦前に出された本に、さらに追加調査を加えた建物ドキュメンタリー本です。
読んだ時は二笑亭主人の頭の中を覗き込んだようなクラっとする気持ちになりました。当時ももう現存しないことにとても残念な気持ちになりました。今でも入ってみたいと思います。

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【2冊目】
「ウは宇宙船のウ」(萩尾望都  レイ・ブラッドベリ原作  集英社漫画文庫)

今の状況が昔読んだSFの世界のようで、こんなことが現実に起こるのかと思う毎日ですが。そんな中で、思い出して読みたくなったのが、この中の「びっくり箱」という話です。(ネタばれなので内容には触れませんが、ご興味あれば是非)ブラッドベリの原作より、萩尾望都さんの漫画で先に読んだので原作よりこちらの印象が強いです。
「みずうみ」「泣きさけぶ女の人」も印象深い。

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【3冊目】
「マキノ雅弘自伝 映画渡世・天の巻 地の巻」(マキノ雅弘 平凡社 2002年新装版)

映画関係も入れようと思って選んだ本。
映画と映画館にリスペクトと愛を込めて。

私が最も好きな日本映画監督、マキノ雅弘監督。
「日本映画の父」とよばれた牧野省三の息子であり、日本映画創世記から、沢山の映画を撮り続けたマキノ雅弘監督の自伝です。
映画そのもののようなドラマティックな面白さ。情の濃さ。
マキノ監督の東宝版次郎長三国志全9作は抱きしめたくなるような魅力にあふれた作品です。シネマヴェーラ渋谷で全9作上映された時は嬉しかったなぁ!必見です。ぜひ映画館で観ることをお勧めします。

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【4冊目】
「ガラクタ百科−身辺のことばとそのイメージ」(石子順造 平凡社 2000年復刊)

1970年代後半に出版されたものの新装版です。当時、多分評価されることもなかったキッチュなもの、招き猫、祝い額、ペナント、大漁旗、蝋人形、デコトラなどなどがぎっしりと詰まった本です。チンドン屋のページもあります。
子供の頃初めて読んだ時は、そのケバケバしい極彩色の洪水と滲み出る暗さのようなものに圧倒され、怖いような気持ちになりましたが、今観ると、失われた懐かしい美しさです。

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5冊目
岩波フォト絵本「チンドンひとすじ70年」
(菊乃家〆丸・語り 栗原達男・写真 神崎宣武・解説 岩波書店 2002年)

18年前に当時85歳だった菊乃家〆丸親方の話と写真。
私の連れ合いが菊乃家親方の弟子だったこともあり、大先輩のチンドン屋さんの中で影響を受けた人の一人。個性も我も強い親方達の中では、珍しい穏やかで飄々とした佇まいで、沢山のご苦労を表には出さず、身体の中にいっぽん気骨の入った親方でした。
思い出は数知れず。昨日のことの様に思い出しますが、今この本を見ると、時間の流れと失ったものの大きさに胸がキュッとなります。
随分遠くまで来てしまったな。

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6冊目
「没後30年 高島野十郎展」(朝日新聞社 2006年)

2006年に三鷹市美術ギャラリーでの『没後30年 高島野十郎展』展覧会の図録です。精緻な筆で、静物や風景を描いた画家。中でも蝋燭や月を繰り返し描いています。
静謐と狂気が同居している絵。観ていると落ち着くのに、心が浮き立ってくる、いつまでもいつまでも観ていたくなる絵でした。
そんな予定もお金も勿論ありませんが、もし、絵画を自分の手元に置けるなら、この人の静物画かもと思います。

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7冊目
探偵小説15「幽霊の塔」(偕成社 1968年)

小学生の頃、担任の先生が毎日読み聞かせしてくれた、探偵小説です。時計台や暗号なと探偵小説につきもののアイテムが盛り沢山で、ワクワクドキドキしながら聞いていた思い出の一冊。であると同時に私にとって謎の本でもありました。
(なぜ謎だったか、以前ブログに書いていますのでご興味ありましたらどうぞ。

時計塔との初めての出会いは、黒岩涙香でも江戸川乱歩でも宮崎駿でもなく、西条八十でした(^^)

楽しい一週間でした。自分の嗜好がなんとなくあるんだなとわかったのも発見でした。長々お付き合いいただきましてありがとうございます。

#7days #7bookcovers
#BookCoverChallenge


posted by ten1102 at 00:54| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする